「歯を白くしたい」と思ったとき、まず頭に浮かぶのがホワイトニングではないでしょうか。ドラッグストアでも市販品が手に入るようになり、以前と比べてぐっと身近な存在になりました。ただ、いざ始めようとすると「どの方法が自分に合っているのか」「本当に白くなるのか」「歯や身体に影響はないか」と、気になることが次々と出てきます。
初めてホワイトニングに挑戦する方が後悔しないよう、当院で実際に患者さまからよく寄せられる疑問や、治療を通じて感じることをもとに、押さえておきたいポイントを5つにまとめました。
ポイント1 ホワイトニングで白くなる歯と、ならない歯がある
ホワイトニングの効果は、歯の種類によって大きく異なります。天然の歯(自分の歯)であれば、薬剤が歯の内部の色素に働きかけ、白さを引き出すことができます。一方、差し歯・詰め物・被せ物・インプラントなどの人工物は、ホワイトニング剤の影響を受けないため、色が変わりません。
そのため、前歯に被せ物がある方は、ホワイトニング後に天然歯と人工物の色味にギャップが生じることがあります。「白くしたいのに、思ったような仕上がりにならなかった」という結果を避けるためにも、事前に口腔内の状態を確認することが重要です。
ポイント2 虫歯・歯周病がある状態で始めると逆効果になることも
ホワイトニングを始める前に見落としがちなのが、口腔内のトラブルの有無です。虫歯の穴や歯周病による歯肉の炎症がある状態でホワイトニング剤を使用すると、薬剤が患部に直接触れてしまい、強い痛みや症状の悪化を招くことがあります。
白さを求めて始めた治療が、歯や歯肉を傷める原因になってしまっては本末転倒です。ホワイトニング前には必ず歯科医院での検診を受け、問題がないと確認してから進めることをおすすめします。
ポイント3 「オフィス」と「ホーム」、自分に向いている方法を選ぶ
歯科医院で行うホワイトニングには、大きく分けて2種類あります。
ひとつはオフィスホワイトニング。クリニックで高濃度の薬剤を使い、短時間で白さを実感できる方法です。即効性がある反面、施術後に一時的な知覚過敏が出やすいという特徴があります。
当院では、オフィスホワイトニングの知覚過敏を最小限に抑えるため、オパールエッセンスブーストを採用しています。従来のホワイトニング剤は歯を脱水させることで知覚過敏を引き起こしやすい傾向がありましたが、オパールエッセンスブーストは水分量を20%以上含む処方のため、刺激が少なく、知覚過敏の発生率を抑えられるとされています。
さらに、近年ではオフィスホワイトニングが歯周病の改善に役立つ可能性も報告されており、審美面だけでなく口腔内の健康維持にも寄与する点が注目されています。
もうひとつはホームホワイトニングで、歯科医院で作製した専用のマウスピースに薬剤を入れ、自宅で毎日一定時間装着するものです。即効性はオフィスに劣りますが、じっくりと色が定着しやすく、色ムラが出にくいと言われています。
どちらが適しているかは、歯の状態や生活スタイルによって変わります。「とにかく早く白くしたい」のか「時間をかけてでもムラなく仕上げたい」のかによっても最適な選択肢は異なるため、歯科医師に相談しながら決めるのが安心です。
ポイント4 ホワイトニング後の「色戻り」は避けられないが、対策はできる
ホワイトニングで白くなった歯は、時間の経過とともに少しずつ元の色調に近づいていきます。これは「色戻り」と呼ばれる現象で、ホワイトニングの性質上、避けることはできません。ただし、日常の過ごし方によって、白さを長持ちさせることは十分に可能です。
施術後しばらくは、コーヒー・赤ワイン・カレーなど色素の強い飲食物を控えることが大切です。また、喫煙習慣がある方は着色が進みやすいため、ホワイトニング効果が出にくいケースもあります。定期的に歯科医院でメンテナンスを行いながら、必要に応じてホワイトニングをくり返すことで、白い状態を維持しやすくなります。
ポイント5 市販品との違いを知ったうえで選択する
ドラッグストアやオンラインで販売されているホワイトニング商品は、歯科医院で使用する薬剤と成分や濃度が異なります。日本国内で販売されている市販品には、歯科医院で使うような高濃度の薬剤は配合できないため、効果の出方がゆるやかで、歯の色が大きく変わるほどの変化は期待しにくいのが現状です。
「まず試してみたい」という気持ちはよく理解できますが、効果の実感が得られないまま時間とお金を費やすことになるケースも少なくありません。本格的に歯の白さを求めているなら、歯科医院での相談を最初の一歩にすることをおすすめします。
ホワイトニングに興味がある方は、まず当院にご相談ください
ホワイトニングは、正しく行えば歯に過度な負担をかけずに白さを引き出せる治療です。ただし、自分に合った方法を選ぶことと、事前の口腔内チェックが何より大切になります。
「自分の歯はホワイトニングできるの?」「どのくらい白くなるの?」といった素朴な疑問でも、当院では丁寧にお答えしています。まずはお気軽にご来院ください。患者さまの歯の状態に合わせた最適な方法をご提案します。